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「生きることにマメ」シリーズ 元気になるためにチョットした工夫②

真夜中の手さぐり ・ 『ニャンニャンタッピング』・ クルッと「まわり立ち」

私がバイオリンを丁寧に拭いてケースに収めている時、ライフパートナーの明喜子さんが「随分マメですね」と声をかけてくれました。それまで自分がマメであるという自覚はなかったのですが、ボディートークを始めて生命を磨く事の大切さに目覚めた頃でした。それをキッカケにマメであることを大切に考えるようになりました。そうすると日々、細かく気をつけることはたくさんあります。このシリーズはやがて一冊の本にまとめようと思います。いずれにせよ皆さんも、気がつけばせっせと行なって元気に磨きをかけて下さい。

●真夜中の手さぐり

真夜中に目を覚ますと回りは真っ暗です。真っ暗な中を隣の台所に行ってお水を飲むのですが、私は電気をつけません。真夜中を楽しむためです。寝室を出る時に机に触れたり、ソファーに触れたりしながらドアの方向を理解します。ドアの枠に手が触れたら「タコ踊り」の要領で手を挙げ、挙げた手の指先でドアの上部を探りながら、取っ手の位置に検討をつけます。ドアを閉じて廊下に出ても全て手さぐりで隣の部屋を見つけます。そして電話機を探り、机や戸棚を経て、冷蔵庫に辿りつきます。

冷蔵庫を開けるとランプがつくので、水はすぐに見つかります。三口ほど飲んでフーッとひと息ついて、再び手さぐりでオフトンに戻ります。このしなやかな動きで、結構体の様々な筋肉を細やかに使うことになるのです。楽しく人生を送ろうと思ったら、全身をマメに使うことが大事ですね。

●ハミガキの後で『ニャンニャンタッピング』

骨は時々、軽く叩いてやると丈夫になる性質があります。歯茎も骨です。ですから時々叩いてやらなければなりません。顔の筋肉の上から叩くためには、頬をニッと横に開くと叩きやすいです。それで猫のニャンニャンと鳴く声で歌をうたいながら指先でタッピングします。歌は「ジングルベル」がいいでしょう。

まず右手の人差し指、中指、薬指をそろえて顎関節から叩き始めます。右手の指は右の顎関節から、左手の指は左の顎関節から始めて下さい。そして右は歯茎に沿って唇の上部の中央まで。左は下唇の中央まで。歌いながら叩くと8拍になります。次に8拍かけてスタートラインまで戻ってください。次は左手の指は上唇へ。右手の指は下唇までいって戻ってきます。この方法で2パターン、すなわち32拍を行なって最後に「仕上げた!」という気持ちで両手をポンと叩きます。「ヘイ!」と掛け声をかけると調子が出るでしょう。

かつて私は歯医者に行くと歯茎の検査がありました。するとチクチクと痛いのです。60歳で3ヶ月入院をしたとき、毎日3回、ハミガキをしたあとニャンニャンタッピングをしました。退院後、歯茎の検査を受けたのですが、歯茎が丈夫になったのでしょう。痛まなかったので嬉しい思いをしたことを覚えています。

●クルッと「まわり立ち」

数年前に知人から立派な食卓と椅子を譲り受けました。しばらくはそのテーブルで食事をしていたのですが、椅子に座る生活をしていますと、日常動作が少ないことに気がつきました。それで食卓は座机にかえて、腰をおろして食事をすることにしました。すると食事の最中も、用事ができて立ったり座ったりすることが多くなりました。これはいいチャンスだと思い、軽く「ホイッ」と掛け声をかけて立ち上がることにしました。その時、通常の「どっこいしょ」という重い息で立ちあがると、動きが鈍くなるのです。というわけで、ボディートークの『まわり立ち』と『まわり座り』を心がけることにしました。下の写真を参考にして、しなやかな立ち方、座り方を練習してみて下さい。できるようになれば一生の得ですよ。